(知事)
それではよろしくお願いします。
今日は、報告の前にですね、昨日の日向灘で起きました地震に関します、南海トラフ地震臨時情報(調査終了)に伴う呼びかけについて、お話をさせていただきます。
昨日、21時19分頃に日向灘沖で発生をいたしました地震について、気象庁から南海トラフ地震臨時情報(調査中)が発表されました。
南海トラフ地震との関連性について調査をしたところ、南海トラフ地震の発生可能性が平常時と比べて、相対的に高まったと考えられる現象ではないと結論付けられました。しかしながら、現在の科学力では、地震を予知することは難しい状況でございますので、南海トラフ地震がいつ発生してもおかしくありません。県民の皆様には、今後とも家庭における7日間の水、食料、携帯トイレ等の備蓄や身の回りの防災対策の点検など、日頃からの地震への備えを確実に実施していただきますようお願いを申し上げます。
ここから発表事項に入らせていただきます。
本日は2点でございます。
1点目は、令和6年度「しずおか遺産」2件の認定についてでございます。
本県の魅力ある歴史文化資源をストーリーでまとめた「しずおか遺産」にこのたび新たに2件を認定いたしましたので、御紹介をいたします。
令和4年度の制度創設以来、本件を加え、合計7件となりました。審査は10月28日、遠山敦子元世界遺産センター館長を委員長に、小和田哲男静岡大学名誉教授などをメンバーとする審査委員会のもと決定をいたしました。
認定遺産の一つ目は、小山町と富士宮市による「富士山の清流が織り成した産業革命」でございます。
明治時代の小山町を発展させた紡績業ゆかりの文化財、富士宮市で現在にも続く水力発電、富士山の清流由来の食など13件の文化財を繋ぐストーリーでございます。
二つ目は、牧之原市と藤枝市、焼津市、吉田町による「田沼街道とまぼろしの城」でございます。
大河ドラマ「べらぼう」で今注目の田沼意次の居城であった相良城や意次の名に由来する田沼街道沿いの文化財23件を紹介するストーリーでございます。
1月26日には、牧之原市で大河ドラマ展オープン式典が行われ、そこでのPRも予定をしております。今後は、「しずおか遺産」認定を機に、地域の財産である文化財の価値を、地元を含め、多くの方に理解していただき、将来に継承されるよう、観光などへの積極的な活用を期待しております。
1点目は以上でございます。
2点目は、遠州灘海浜公園整備に関する協議会の設置についてでございます。浜松市との調整が整ったことから、遠州灘海浜公園(篠原地区)利活用推進協議会を1月28日に開催をいたします。
協議会では、民間のノウハウ等を最大限に取り入れ、公園を含む全体的な利活用の構想と構想に基づく具体的な計画および野球場の規模・構造や静岡県、浜松市、民間の役割分担、費用負担と事業手法について検討してまいります。
協議会は、会長を増井副知事、副会長を長田副市長とし、県、市の関係部長で構成をいたします。本公園が多くの県民の皆様に愛され、利用される施設となるように、協議会の中で丁寧に議論をしてまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
(幹事社)
はい。
それでは、今の知事の御説明に対しての質問がある社は、お願いいたします。
(記者)
中日新聞と申します。よろしくお願いします。
協議会の話なんですけども、知事がどのような議論を求めたいかということと、あと協議会、知事にはメンバーではありませんが、どういった立場でいらっしゃるのかを教えていただきたい。
(知事)
はい。
(記者)
どういった立場というか、協議会で決まったことっていうのは、どのように知事に伝わるというか、どういったお立場になるのかを教えていただきたいです。
(知事)
これから構想から始まってですね、具体的な役割分担を含めて、始まってまいりますので、特に今ここでということは申し上げにくいわけでございますけれども、ぜひ前向きな議論を期待したいというふうに思います。報告については、都度都度、上がってくるわけですね。
そうですね。はい。
(記者)
ありがとうございます。この協議会の設置期間などは決まってますでしょうか。
(知事)
担当の方からお願いします。
(公園緑地課長)
公園緑地課長の熊谷です。
この期間につきましては、今後ですね、いろいろ民間の方々からのヒアリングとか、そういうものを実施しながら協議を進めてまいりたいと思ってますので、今の時点でですと、いつという感じの期限というものは、ちょっと設けてはおりません。明確には、いつまでというのはちょっと今、現時点で申し上げられないというのが現状です。以上です。
(記者)
テレビ静岡です。お願いします。
まず一番最初の南海トラフの臨時情報の件について、少しちょっと繰り返しになってしまう部分もあるかもしれないんですが、臨時情報が発表されたこと、調査終了となったことへの知事の受けとめと、改めて県民がどのように行動していくべきかの呼びかけをもう一度お願いします。
(知事)
はい。昨日非常に大きな地震が起こったということで、非常に県全体もですね、県庁全体にも緊張感が走りまして、これ臨時情報が発出されればですね、当然そこから対策を行わなければいけませんので、私も県庁にですね、出かける準備をしながらですね、状況を見てたところでございます。
幸いなことにですね、そういう発出には至らなかったということで、対策会議等もですね、設置をしませんでしたけれども、これ先ほど申しました通り、地震これいつ起こるかわかりませんので、ぜひですね、県民の皆様には、いつも申し上げておりますけれども、備蓄、あるいはそれぞれの身を守る、安全等への対策等ですね、しっかり行っていただきたいなというふうに思っております。
(記者)
ありがとうございます。 |